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チェルノブイリ・100万人の犠牲者 [原発(放射能汚染)]

もうすでにご存知の方もおられるかもしれませんが、
悲しいけれども、衝撃的な本があることを知りました。

原子力推進派の組織IAEAはチェルノブイリの死者数は約4000人と報告していますが
この本ではその200倍以上にも相違する98万5千人と結論づけています。

この本を監修されたジャネット・シェルマン博士にこの事実についてインタビューし、
録画されたVTRは、皮肉にも福島原発事故の起こる6日前に撮影されました。

http://www.youtube.com/watch?v=tRO0wXjblJc


「Consequences of the Catastrophe for People and the Environment」
(チェルノブイリがもたらす人と環境への破滅的な影響)

この本では、健康を守るべきWHO(世界保健機関)が、IAEAと従属した関係にある
と批判しています。

私も恥ずかしながら初めて知りましたが、
”WHO(世界保健機関)は独自の調査内容をIAEAとの協議なしに発表できない”
という1959年に発効された協定があるそうです。
有毒な関係―WHOとIAEA

健康に責任を持つはずのWHOが、原発推進のIAEAに首根っこを押さえられているのです。


●国際原子力機関(IAEA)
●国連科学委員会(UNSCEAR)
●ユネスコ
●WHO
●全米科学アカデミーBEIR委員会
●国際放射線防護委員会(ICRP)

はいずれも同じ顔をし、同じ声しか出さない仲間同士になります。

(これらの見解に真正面から批判と新たな提言をしてきた殆ど唯一といい国際団体が
欧州放射線リスク委員会(ECRR)になるそうです)

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チェルノブイリ周辺国では、
手術を受けたり死亡したり、
死亡しないまでも、免疫不全による病気にかかって病院通いを余儀なくされたり、
精神疾患や先天的障害、知的障害の方も多いようです。

英文の論文を対象外としているIAEAの報告書よりも、
現場の人々に調査を綿密に行ったシェルマン医師らの、こちらの報告書の方が
だんぜん信憑味があります。

この本については、星川淳氏たちが翻訳プロジェクトを立ち上げていて、作業中です。
『チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト』
大学教授とご専門家が監修された、公認著作権付の翻訳本が近々出版されるそうです。


絶望的な気持ちにもなりますが、こういう事実もあることは知っておくべきと思い、
お知らせした次第です。


・・・・
原発は、全電源が1日停止しただけで大爆発するようなものでした。
とてもとても危険な放射能を抱えているにもかかわらず、
まさかこんなに簡単に爆発してしまうなんて知りませんでした。

世界のみなさん、改めて「ごめんなさい」、と言いたいです。

今できることは、もう二度とこんなことが起こらないよう、一人ひとりが全力をつくすこと
それしかないような気がします。


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