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野宿に生きる人と動物・くみの悲しい現実 [猫]

捨てられた動物の保護活動をされているsさんが
飼いきれなくなったねこを、縁あってもらいました。

それが、くみです[猫]

もう5歳以上はいくと思います。
もともとノラ猫(捨て猫)でした。
出産は2回は経験しているそうで、だいぶ落ち着いた年寄りねこです[猫]

今日は、くみの避妊手術の日でした。
(今さらさながら、ですが・・・)

室内飼いだから外に出ることはまずないけど、
万が一 出ることがあった場合を考えて。
それに、春先に発情してミャオミャオ泣いてすごく辛そうだったので。

6月に応募した神戸市のメス猫の避妊手術助成金も当たったのと、
偶然お盆休みに開いている病院を見つけたので、行ってきました。

「13時半に手術を開始しますから、17時に迎えにきてください」

と言われ、17時に迎えにいきました。

けれど、結局手術はされませんでした。

理由は、悪性腫瘍があったからです。
つまり、ガンだったのです。

子宮の下部分に小さな腫瘍があり、乳腺(おちち周辺)もぱんぱんに膨れていました。

獣医さんに、麻酔をしてお腹周りの毛をそってもらった後に分かったそうです。

子宮を切るときに、負担がかかり、命を左右する影響が出るので
手術するのは危険だと感じられたそうです。


でも、なんとなくそんな気がしていました。

普通の猫と比べて、やけにお腹が腫れているなぁと思ってたし
最近、しょちゅうトイレに行ったり、時々隠れて至る所で尿をもらすこともあったからです。

病院の先生にも相談していましたが、
先生によって言われることは色々で、
今回実際にお腹を見てもらって初めて病気が分かりました。
8.12kumi.JPG
家に帰ってきてから、麻酔が残っているからでしょうか
足もとがふらつき、よろよろと歩くのがやっとです。

記憶喪失になったかのように一点をぼーっと見つめたまま、
口をぽかんと開けて、じっとしています。

いつも一番うるさいのに、今日は全く無言で、相当、しんどそうです。

もう10回以上吐いて、おしっこももらすので、ティッシュを何度もあててます。


これからどうなるか分かりません。
自分がどう介護するのか検討もつかないけど、色々と相談させてもらいながら
やっていきたいと思います。

一番不安なのは本人だと思うけど。。

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・・・・ところで、
動物実験をせずに日本で初めて獣医になられた”なかのまきこ”さんが
本を出されました。
野宿に生きる人と動物.jpg野宿に生きる人と動物②.jpg野宿に生きる、人と動物」です。

この本は多くの人に読んでもらいたい、すばらしい本です[ぴかぴか(新しい)]

ホームレスの人って、自分が食べるのも精一杯の生活なのに
河川敷に捨てられた動物を保護し、自分の食べ物をなくしてまで
動物にえさを与えたり、色々と工面しているのです。

この本に出てくるホームレスの方はすばらしい方たちばかりで、その生き様に驚かされます。

決して自分の状況を悲観視せず、どんなに辛くても明るくて。
「罪を憎んで人を憎まず」、とはこの精神か。

利益ばかりを追求する社会・弱者に対する優しさに欠けた社会についていけず、
自分の信念を貫き通した結果、社会から追い出され、
はみ出すことになってしまった人なんだなぁ。
と思わされます。

そんな方たちが、捨てられた犬や猫を見てほっとけるわけがないのでしょう。

”ホームレス”の方に対する偏見が少しでもなくなってほしいと
願わざるをえません。

・・・・
その方たちと一緒に、ほとんど無償で動物の保護活動をされてきた獣医のなかのさんや
ホームレスの方たちを地道に支援されてきたアニキ、ことTさん(私に猫のぷちゃんをくれた、
保護主さんです)のお話もありましたが、感動のあまり涙が出ました。
大変な努力をされてきたんだなぁと思います。

この本について詳しくは、natsumiちゃんのブログからどうぞ。

ちなみに、なかのさんとご飯させていただいたときの記事は
こちら「京都ビーガン家庭料理”彌光庵(みこうあん)”」をご覧ください。

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大変忙しくご苦労をなさった中、このような中身のぎっしりつまった濃密な[かわいい]記録を
本として残してくださり感謝と頭が下がる思いでいっぱいです!

この本を一人でも多くの人に受け継いでいきたいと思いました。

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CHIBIGON

ご来訪&niceありがとうございました。
家にも猫が6匹いますが、内5匹は家の近所で野良していました。
今は元気ですが、それぞれ何かしら問題あったりして…。
猫は何も言えないので注意深く見てあげなきゃいけないから大変だと思いますが、くみちゃんと一緒に頑張って下さい。
by CHIBIGON (2010-08-14 14:33) 

yuki-.-

ありがとうございます。

CHIBIGONさんの猫ちゃん、6匹も大変だろうかと思います。
捨て猫の多さにはほんとう悲しくなりますね・・

私はここまでなるまでくみを守れなくて、
猫のことにあまりにも無知すぎたし、反省するばかりです。
約8割が悪性腫瘍で、メス猫はとくにかかりやすいらしいと聞きました。

でも、あとはくみと一緒に頑張るしかないですね!

またブログ楽しみにしています。
by yuki-.- (2010-08-14 19:29) 

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