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世界最大規模の製紙会社APP社が、熱帯林の伐採をやめると宣言しました。 [環境]

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(世界に400頭しかいないと言われるスマトラトラ )

国際環境NGOグリーンピース(Green Peace)ブログより・・・


先ほど、インドネシアから大きなニュースが飛び込んできた。

「動物たちがたくさんいる熱帯林が次々と破壊されていくのを見るのがつらい…」という人には特に明るいニュースになるかもしれない。

世界最大規模の製紙会社で、熱帯雨林破壊の代名詞とされてきた企業であるAPP(アジア・パルプ・アンド・ペーパー)社が、熱帯雨林の伐採をやめると宣言したからだ。

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日本に輸入されているコピー用紙の80%はインドネシアで産出されたパルプ。
うち75%がアジア・パルプ・アンド・ペーパー(以下APP)の製品です。

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1時間に東京ドーム約1.8個分のスピードで30年間伐採し続けたAPP社

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APPは日本を含め65ヶ国以上に製品を供給していますが、過去30年近くにわたって、1時間あたり東京ドーム約1.8個分という恐ろしいスピードで熱帯雨林を含む自然林を破壊し続けました。


この自然林伐採によって、世界で400頭しか残っていないと言われるスマトラトラをはじめ、さまざまな動植物が絶滅にさらされています。

APP社はこれまでも「森林保護を行う」と発表しては、ことごとくその約束を裏切ってきました。
それゆえに、今回の発表を本当に喜べるのは、熱帯雨林の伐採が現地で本当に止まったことを確認してからということになるそうです。


あなたの身近なところでもAPP社の商品が

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(国内のホームセンターなどでは、植林パルプ100%としてAPP社のコピー用紙が販売されています)


APP社の商品は、実はたくさん日本にも輸入されています。

機会があったら、ホームセンターなどで販売されているコピー用紙を見てください。
通信販売などで注文するコピー用紙にもAPP社のものがあります[exclamation]

ちなみに、私はパーム油が入っている食品も、避けています。
あれも、かなり森林破壊ですからね・・・


2012年に、グリーンピースは国内で販売されているAPP社の紙を調査しました。
その結果、植林材100%と書かれていても熱帯雨林材の繊維が25%も含まれていることがあったそうです。

グリーンピースが、コピー用紙や商品のパッケージに熱帯雨林が含まれていることを科学的調査で証明し企業に示すことで、ネスレ、ユニリーバ、ダノン、レゴ、マテル、ナショナルジオグラフィックなど100社以上の企業がAPP社との取引をやめたそうです。


グリーンピースの活動を支えてくださいませんか?⇒寄付はこちら☆



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コメント 2

クローヴ

植林パルプ100%となっているものですね、確認してみます。
熱帯雨林の伐採が現地で本当に止まった…という報道を期待したいです。
by クローヴ (2013-03-26 23:46) 

yuki-.-

クローヴさん、ありがとうございます。
安さだけで決めてしまっているのは本当にいけないな、と私も反省させられました。
多くの人がこの現実を知って改めることができたらいいですね!
by yuki-.- (2013-03-27 17:04) 

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