映画、「祝の島」 [映画]
山口県・祝島の原発問題のドキュメンタリー映画、
「祝の島」(ほうりのしま)を観てきました。
http://www.hourinoshima.com/
ドキュメンタリー映画だから、かまえて見ないといけないかなぁと
思ってたけど、この映画、くすっと笑えるシーンが多く、
見ていてほがらかな気分になりました
でも、人間のくらしの原点を見せてもらいました。
祝島の人たちの姿には、私の求めていた、人間像がありました。
ただ、自分のエゴだけでなく、何も区別することなく愛情をもって、
みんながみんなの幸せを祈っているのです。
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小学校の新入生はたった1人。
全校で3人。しかも3人きょうだい。
でも、親戚でもないたくさんのおばちゃん・おじちゃんたちが入学式に出席してくれて、
涙を流して喜んでくれる。
長期間 家を空ける人たちが多いという祝島。
その、人が住まない屋根瓦の修理を善意でしていく大工さん。
よその家にも必要あらば入り込むという濃密すぎる関係。
島の人たちは力を合わせ、生きていました。
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「人間の基本を守ろう思ったら自然。金じゃない。」
「祖先が守った海や山が私たちを育ててくれた。
次は私たちが子孫に残してやる番だ。」
という島の人の言葉が心に残りました。
そのつつましやかな生活が原発騒動によって、打ち砕かれます。
これは、あまりにも利便性を求めすぎた私たちに向けられた、メッセージなのかも、と思わされました。
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島に住むのは高齢のおじいちゃん・おばあちゃんばかり。
もう人生も残り少ないのに、どうして28年間も、
こんなに死にもの狂いで原発反対運動を続けているのか・・・・。
この映画を見て、その理由がはっきり分かりました。
死に物狂いで、未来への希望のために頑張れるってすごいことです。
ぜひ、多くの人にみてほしい映画です。
明日9月12日は、神戸アートビレッジセンターで
纐纈あや(ハナブサアヤ)監督の舞台挨拶もあるそうです。
要チェックです
http://www.hourinoshima.com/上映スケジュール/
こちらも要チェックです→「あなたにもできる原発反対運動」
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